院長 野村 真哉
野村外科医院は10数年間アメリカで修業を積んだ外科医野村節夫が開設し、プライマリーケア(総合診療)、高度な手術・外傷治療を行なえる地域の中心的医療機関としてその役割を果たしてまいりました。現在は内科・外科・整形外科・麻酔科の多科診療を行える病院となり、医療のみでなく、介護、福祉にも力を入れ、地域医療の一端を担っています。
先人たちの努力により日本は世界最高の医療・保険水準となりましたが、コストを追求する一部の人によって「医療費亡国論」が囁かれ、「経済・財政諮問会議による改革」と称して医療費が抑制され、新しい研修医制度の導入とあいまって地域の医療崩壊が始まってしまいました。一度壊れると元に戻るまでは十~数十年を要します。私どもは、中、小病院のメリットを生かし、人と人の、真心の通じ合う医療が行えると考えています。コミュニケーションの取りにくい世の中ですが、職員全員が苦しんで困っておられる方の気持ちを、自分のこととして捉えることを目標とします。また、職員の自己研鑽、職員教育のプログラムをスタートし、最高で最善の医療・介護・福祉を提供できるよう努力します。一つ一つのことを積み重ね、地域に貢献できる社会人を育てていきます。
医療法人長久堂野村病院は、外科・整形外科の手術や時間外の救急医療、リハビリテーション、緩和ケアなど地域社会が必要とする医療を提供できる医療機関、さらには高齢化社会の医療・介護の様々なニーズにも対応できる医療機関を目指しています。